結局どっちがお得?持ち家と賃貸それぞれのメリット&デメリット

日本では持ち家志向が根強く、いつかは一戸建てに住みたいと考える人も多いですが、経済的には持ち家と賃貸ではどちらがお得なのでしょうか。また、持ち家と賃貸それぞれのメリットとデメリットをまとめます。

持ち家のメリットとデメリット

<持ち家のメリット>
・住宅ローンの返済が終われば老後が楽になる
・増改築がしやすい
・賃貸物件より一戸建てや分譲マンションは居住空間が広く、性能が高い
・団体信用生命保険に加入していれば住宅ローンを借り入れた人が死亡した時に保険により一括返済される

<持ち家のデメリット>
・家のメンテナンス費用を計画的に積み立てしておく必要がある
・容易に引っ越しできない
・住宅ローンに縛られる
・売却や貸し出しする際に労力が必要である
・不動産価格の変動で売却時に損をする場合がある
・固定資産税、住宅ローン金利など賃貸にはない経済的負担がある

賃貸のメリットとデメリット

<賃貸のメリット>
・家の維持費を自分で積み立てる必要がない
・容易に引っ越しできる
・住宅ローン返済などの負担がない
・土地や建物の価格の上下など不動産市場の変動に左右されにくい

<賃貸のデメリット>
・リフォームなどが自由にできない
・ずっと家賃を支払い続けなければならない
・持ち家のように家が自分の持ち物になることはない

経済的な負担+心理的な負担も考慮する

持ち家か賃貸かを比較すると、持ち家派の人は、持ち家だと将来的には自分の資産となるためメリットが大きいと考えるようです。一方、賃貸派の人は、持ち家も賃貸も総費用を計算してみるとほとんど差がないので、ライフスタイルに合わせて引っ越しができる賃貸の方が楽だと考えているようです。

持ち家と賃貸のコストをシュミレーションしているサイトなどをいくつか見てみると、70歳前後までは持ち家も賃貸もほとんど差がありません。しかし、ローン返済後に持ち家派の経済的負担がぐんと減るため、長生きするほど、「賃貸の人が必要とする毎月の家賃分だけ」持ち家の人の方が経済的負担は軽くなってきます。
ところが、住宅ローン完済時には、家は築35年以上経っているため、大規模な修繕が必要となる可能性があり、一概に持ち家だからお得とも言い切れないのです。

また、経済的な負担だけではなく、心理的な負担も検討する必要があります。近隣の住人と折り合いが悪くなっても持ち家の場合はそう簡単に引っ越しできませんし、子供が自立した後は夫婦二人で一戸建てとなると部屋を持て余してしまうこともあります。その点、賃貸だと、ライフスタイルの変化に応じて引っ越しが可能です。

このように、経済的負担以外にもライフスタイルの変化、心理的負担なども考慮してどちらのスタイルが合うのかよく検討してみると良いでしょう。

text/Maki.K