入居時に支払う前家賃や日割り家賃って一体何?

お部屋を借りる時には、毎月の家賃の支払い以外にもいろいろな諸費用がかかります。今回は入居時に必要となる「前家賃」「日割り家賃」とはどういうものなのかをご説明します。

「前家賃」は家賃を前払いしているだけ

前家賃とは、入居開始月の家賃を前もって契約時に支払うことです。新居の契約が住んだらその日のうちに引っ越して入居する人は滅多にいません。契約後、改めて引っ越しをして入居しますから、契約日と入居開始月が違う場合があります。
例えば1月に契約をすませて2月1日から入居する場合は、不動産会社に支払う仲介手数料、敷金、礼金の他に前家賃として2月分の家賃も先に支払っておくということです。

1ヶ月分の家賃を月の日数で割るのが「日割り家賃」

日割り家賃とは、入居開始月が月初めではない場合に計算して支払う必要のあるお金です。

例えば契約は1月10日、入居日は1月20日とすると、契約時に必要な家賃に関する費用は、前家賃として2月分(1ヶ月分の家賃)と、1月20日~31日の入居日数12日分を支払う必要があります。この12日分に当たる部分が日割り家賃です。
計算方法は、【1ヶ月分の賃料÷月の日数(30日または31日)×入居日数】です。

月途中の入居は前家賃と日割り家賃の両方支払う

入居日が月初めであれば、家賃に関する費用は「前家賃のみ」で、あとは賃貸借契約で必要となる諸費用(仲介手数料、敷金、礼金など)となります。しかし、月の途中で入居すると、物件によっては日割り家賃も加わるため、初期費用の負担が大きくなる場合があるので、入居日を決める時には、契約書を読んだり、不動産会社に確認するなどをして、支払う費用の内訳をチェックし、間違いや勘違いがないか注意をすることです。

例えば、3月5日に入居した場合、
<物件A>
まだ3月に入ったばかりだから28日分の日割り家賃だけを支払い、4月分の家賃は3月末支払いで良いと言われる。
<物件B>
27日分の日割り家賃プラス、4月分の前家賃も契約時に支払う必要があると言われる。ちなみに5月分の家賃の支払いは4月末となる。

このように、月の途中で入居すると、物件Bの方が、一時的な負担額が多く、損をした気分になります。
しかし、実際は同じ入居日で、同じ家賃なら、トータルの支払額は同じですから、物件Aも物件Bも損はありません。

いかがでしたか。今回は、前家賃、日割り家賃の意味をご紹介しました。賃貸借契約時には、前もって支払わねばならない家賃があることを覚えておきましょう。
お部屋を借りるためのトータルコスト自体は変わらなくても入居日や物件ごとの契約内容によって、初期費用がかなり変わってくるので、引っ越しの際には前家賃や日割り家賃のことも考慮し、なるべく予算に余裕を持っておくようにしましょう。

text/Maki.K