用途地域とは何?賃貸でも知っておきたい不動産用語

不動産用語の一つ、「用途地域」という言葉は、これから家を建てたい人や購入する人が知っておくべき言葉です。しかし、用途地域の意味を知っておくことは、賃貸のお部屋探しの際にも非常に役立ちます。そこで今回は、用途地域の意味とお部屋探しの際の活用方法についてご紹介します。

用途地域とは?

用途地域とは、都市計画法の「地域の区分」の一つで、建物の用途の混在を防ぐ目的で定められたものです。用途に応じて、建物が最も適した場所に配置されるように細かく決められており、「第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域、第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域、近隣商業地域、商業地域、準工業地域、工業地域、工業専用地域」の12種類に分けられています。

用途地域は簡単に言えば、いわゆる「棲み分け」のことです。例えば、工業地域には工場ばかりが集まっています。また、カラオケ店やパチンコ店は繁華街が多い商業地域でよく見られます。逆に第一種低層住居専用地域の閑静な住宅街だと、コンビニやスーパーすらないところもありますよね。

ざっくりと治安の善し悪しがわかる

用途地域の意味を知っておくと、賃貸物件を探す場合に、周辺エリアの用途地域をチェックすることで、治安や周辺環境がある程度わかるというメリットがあります。

例えば駅まで徒歩数分などの物件は、利便性が高く人気ですが、住居専用地域ではなく準住居地域や近隣商業地域であれば、近隣に店舗やオフィスなどの商業施設地域があったり、幹線道路が近かったりする地域です。便利で住みやすいと感じる人もいれば、環境が悪く住みにくいと感じる人もいますね。このように忙しくて直接物件を見に行けない人でも、用途地域をチェックすれば、おおよその環境がわかり、自分の価値観にマッチするかがすぐに分かるのです。

住んでから後悔しないために

(credit: Tokyu Plaza Omotesando / Harajuku by Dick Thomas Johnson on Flickr)

商 業地域であっても利便性を重視するなど、用途地域を特に気にしない人の場合は良いのですが、騒音や治安を気にする人はぜひ用途地域のチェックもしておき、 どのような店舗があるのか、空き地などに何か新たに建物が建設される予定はないかなども併せて調べておくと後悔が少なくなります。

いかがでしたか。今回は賃貸でも知っておきたい不動産用語「用途地域」についてご紹介しました。
用途地域の選択を見誤ると、突然の環境の変化によって自分のライフスタイルに大きな影響を及ぼす可能性もあります。ですから、利便性と住まいの快適性のバランス、自分の価値観や優先順位を良く検討して、住んでから後悔しないように、物件の周辺環境など、細かい部分までチェックするようにしましょう。
また、将来もしも家を建てる場合にも用途地域の選択は大切になってきますから、今のうちに覚えておきたいですね。

text/Maki.K