​「ときめかないモノ」はキスしてすぐ捨てる。あなたの部屋は、自分の人生を正直に表す。

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「部屋の片付け」は英語の勉強やトレーニングジムに通うことと似ていて、毎日の生活の中で持続性が難しいものの一つであり、人によっては5年、10年と家の中が片付けられない人も多いと聞きます。

よく部屋の状態は、自分の心の状態を正直に表すと言われますが、片付けコンサルタントの近藤 麻理恵さんは、「モノを触ってみて、ときめかないものはすべて捨てる。」ことにより、人生で何が必要で何がいらないか、何をやるべきで何をやめるべきかが、はっきりと分かるようになると述べており、実際、「何を持つのか」は、まさにどう生きるのかと同じことなのかもしれません。

↑何を持つかは、まさにどう生きるかということ。(Pic by Flickr)

世界の幸福度ランキングで常に上位にランキングされる北欧の人々は、物理的なモノにお金を使うのではなく、目に見えないサービスや経験にお金を使うことが多いと言われており、よく貧乏人の家にはモノが多いとも言われますが、20世紀を代表する建築家、ミース・ファン・デル・ローエが「Less is more (少ないほど豊かだ。)と述べている通り、日常の生活で本当に必要な「モノ」はほとんどないのかもしれません。

↑少ないほど豊かだ。(Pic by Flickr)

片付けコンサルタントの近藤 麻理恵さんによれば、モノには物体としての価値のほかに、機能、情報、そして感情の3つの価値があり、人がモノを捨てられない理由は、「まだ使えるから」、「有用だから」、「思い入れがあるから」と大きく3つの理由に分けられるそうです。

とにかく細かいことは考えず、直感で「このモノにはときめかない」と判断した場合は、一切躊躇せず、捨ててしまうことがポイントで、自分が「ときめかないもの」を所有し続けることで、自分が「本当にときめくもの」に注ぐ愛情が減ってしまい、次第にその人の幸福度は減少していきます。

↑「ときめかないもの」を所有し続けることは、「本当にときめくもの」に注ぐ愛情を減らすことになる。(Pic by Flickr)

しかし、私たち人間は直感では「ときめかない」と答えが出ていても、「いつか使うかも」、「でも、もったいないし」とモノを手放す決断ができないことが毎日のようにありますが、こんな時は直感ベースから思考ベースにシフトし、「なぜ、私はこれを持っているんだろう。これが私のところにやってきたことに、いったいどんな意味があったのかな?」と、そのモノととことん向き合ってみることが大切になってきます。

↑モノが捨てられない場合は、なぜ自分はこれを持っているんだろうと徹底的に考えてみる。(Pic by Flickr)

年賀状や記念に貰ったプレゼント、そして恋人からのラブレターなど、相手のことを考えるとどうしても直感で捨てることができないものもありますが、例えば記念に貰ったプレゼントでも、モノより気持ちの方が大切であり、自分の趣味に合わないと判断したら、「受け取った瞬間のときめきをくれて、ありがとう。」とモノに伝えて、躊躇せず捨ててしまいましょう。

もちろん、いただいたモノを喜んで使うのがベストなのですが、好きでないモノをイヤイヤ使ったり、押し入れの奥で、それを見つけるたびに心苦しくなるのは、贈り主の本望ではないはずです。


↑「受け取った瞬間のときめきをくれて、ありがとう。」とモノに伝えて、躊躇せず捨てる。(Pic by Flickr)

かつてタレントの島田紳助さんが、過去の栄光にすがりつかないためにも、トロフィーなどはすぐ捨ててしまうと述べていましたが、昔付き合っていた人からもらった手紙なども、一番の役割は「受け取った瞬間」にあって、それを所有し続けることは過去に執着し続ける以外の何ものでもありません。

↑ラブレターは貰った瞬間に大抵の役割を終えている。(Pic by Flickr)

35年間に渡って、質素さを徹底した暮らしを続けた「インド独立の父」、モハメド・ガンジーが亡くなった時、彼の所有物は、10個にも満たなかったと言われていますが、人生において何が必要で、何が必要でないかを判断することは、まさに「生き方そのもの」を表しているのかもしれません。

人生で成し遂げたいことのビジョンが大きければ大きいほど、そのビジョンに集中するために、必要のないものはどんどん削ぎ落としていく必要があります。

死の直前で、モノばかりに囲まれていても、ただ虚しいだけなのですから。

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Kaori U (Leading&Co.)
オーストラリア在住。Master of Business取得。輸出入を中心とした海外ビジネスに注目している。様々な国の文化と暮らしに興味があり、いつか世界一周を目標に旅を続ける。
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