​テレビを1日30分以上見る人は不幸になる確率が圧倒的に高い

  • LINEでシェア

(Al Ibrahim)

ヨーロッパ32ヵ国で1万人以上を対象にした調査によれば、1日当たり30分以上テレビを見る人は、30分未満しか見ない人に比べて人生の満足度が低いことが明らかになりました。

さらにメリーランド大学の調査によれば、ポジティブな人は読書や人に会ったりすることに時間を使うのに対し、ネガティブな人はポジティブな人と比べて平均30%テレビを見る時間が長いそうです。

リサーチを行ったロビンソン氏は次のように述べています。

「短期的にみれば、テレビは人々を幸せにする可能性があります。しかし、長期的にみた時、テレビは人々にネガティブな影響を与えるでしょう。」

↑1日30分以上テレビを見ると人生の満足度は徐々に下がっていく (Stef Lewandowski)

心理学者の調査によれば、テレビを見ながらご飯を食べると肥満になりやすく、長期的にみれば肥満はガンや糖尿病につながりますが、不思議なことに多くの人が運動する時間がないと嘆きながら1日何時間もテレビを見ていることもしっかり認識しなければなりません。

さらにテレビを見ている間は脳の高いレベルで活動する機能が停止し、より低い活動領域の働きだけに制限されます。

これは長期的に脳が高いレベルで活動する機能を減速させ、子供たちの脳の発達や注意力に大きな障害を起こすことが様々な調査で分かっています。

↑テレビを見ながらの食事は肥満を加速させる (spelio)

実際、多くの人が新しいものを手に入れようする時、手に入れることで、どれだけ幸せになれるかを想像しますが、それによって失われてしまう活動についてはほとんど考えることはありません。

例えば、新しいテレビを買おうとする時、友人を呼んで一緒にスポーツを見ようとか、家族で映画を見て楽しもうと思い描きますが、今購入しようとしているものは、1年の1/6の時間を、テレビの前でたった一人で過ごすという暗黙の義務なのかもしれないのです。

↑テレビを購入する時、それによって失うものについては誰も考えない (Al Ibrahim)

「テレビは見てはいけない」の著者であり、認知科学者でもある苫米地英人さんは一部の権力者たちがテレビを使って国民を洗脳していると述べていますが、「KY(空気が読めない)」、「アラサー(Around 30)」、そして「草食系男子」などメディアが作った都合の良い価値観によって、生きる本当の目的を失ってしまっている人が多過ぎるのが日本の現状です。

↑「KY」「アラサー」「草食系男子」などは権力者が作り出した都合の良い言葉 (State Of Kaos)

小説は100万部売れればベストセラーですが、映画やドラマなどが大ヒットすれば1000万人単位の人が目にしますし、イメージと音声が一緒になった「視聴覚情報」は文字情報に比べて圧倒的なリアリティーを生み出します。

テキサス大学が200人を対象に行った調査によれば、食べる音と一緒に見せられた食べ物と、イメージだけを見せられた食べ物では、個人の好みに関わらず、60%の学生が音と一緒に見せられた食べ物を好み、さらに2ヶ月後に全く同じテストを試みても、結果は同じだったそうです。

↑映画やドラマ、そしてすべてのテレビ番組が洗脳に使われる可能性がある (Yannig Van de Wouwer)

人間の体は暑いと感じれば意識をしなくても汗をかきますし、反対に寒くなれば自然と体が震えて体を温めようとしますが、テレビを使った脳の洗脳は、このような外部の環境変化に応じて、生命を同一の状態に維持しようとする体の仕組み(ホメオスタシス)を書き換えようとします。

例えば、ほとんどの人は「死ぬのはイヤ」「痛いのは嫌い」というホメオスタシスを持っていますが、自爆テロの実行犯の脳では、洗脳によって「死後の世界は素晴らしい」という内部表現に書き換えられているので、死を恐れることなく、自爆テロを行うことができます。

これと同じように権力者はテレビを通じて、自分に都合のよい行動を進んで起こすように仕向けていることをしっかりと自覚しておかなければなりません。

↑権力者はテレビを使って、体の仕組みを上手く書き換える (Neil Conway)

フランスのテレビ番組「MIPTV」が発表した統計によれば、日本人の平均視聴時間は5時間1分と世界ダントツ一位となっており、家に帰ったら何よりも先にテレビをつけると言う人が圧倒的に増えています。

今まで普通にテレビを見ていた人が、いきなりテレビを見るのを辞めるのは難しいかもしれませんが、見たい番組だけ録画して見るようにしたり、テレビの一方的な報道に対して「その根拠は何なの?」と疑いの目を持ってみるようにしなければ、あなたの脳は一生洗脳されたままなのではないでしょうか。

  • LINEでシェア
ヘヤジン編集部
部屋探しが3度のご飯より好き!部屋探しによって人生をより良く変える「ヘヤ・ハッキング」の提唱者。『ヘヤじい』の愛称でもお馴染みのヘヤジン編集部員。
NEXT STORY
「75点目標」で作られる住宅やマンションだからこそ、自分で「25点」を補ない続けなければならない。
ライフスタイル 2015.8.24 「75点目標」で作られる住宅やマンションだからこそ、自分で「25点」を補ない続けなければならない。 部屋の「流れ」を取り戻すひとつの目安として、部屋のスペースの割合は「(空間)7:3(家具)」が理想だと言われています。